« 2006年11月 | メイン | 2007年01月 »

2006年12月31日

ACT1087 帰還~さよなら2006

というわけで、帰ってまいりました。
色々書く事があるような気がしますけど、
とりあえず気力やら何やらが足りてないので、とりあえず簡潔に。

本は大分売れ残りましたけど、
それでも買ってくれた人には大感謝。
しかし、感謝するはいいけれど、
所詮今回の本はデタラメの一歩向こうの罪深えラクガキにしかなりえなかった、
とも思えます。
(というか買った人の大半は表のファー様にだまされてたような気がします)
今後もちょこちょこと練習していって、
いっぱしのPULLTOPサークルを名乗れる程度になりたいという所存であります。まる。

それではグッバイ2006。
来年中にPULLTOP第7作が出る事を祈って……

2006年12月30日

ACT1086 そして旅立ちへ……大荷物抱えて

というわけで、そろそろ出立です。

12/31 東4 ヤ54b 『古豆腐』
新刊は『みやびちゃんとゆかいなげぼくども』
¥100也。
よろしくお願いしますッ!!


そして企業ブースではぷりちーテレカが俺を待っている!!
……売れ残ってなければ。
つーか経験上、PULLTOPのテレカって最終日まで残ってたためしがないんだよなあ。
初日でほとんど売り切って、2日目昼で終了とか。
というかPULLTOPブースのものは何かしら売り切れている印象がある。
今回の激ぷりちーテレカは是非ゲットしたいところだが……
カレンダーは流石に残っていると信じたい。
とりあえず、保存用と観賞用二つ購入コースで。

それではアディオス!!

2006年12月29日

ACT1085 完成

というわけで、無事に新刊『みやびちゃんとゆかいなげぼくたち』完成ですッ!!
表紙裏表紙含む12Pコピー本。
100¥也。

40部刷りましたが、果たして本当に売れるのかー!?
売れて欲しいなー!?
……よろしゅうお願いします。

2006年12月28日

ACT1084 入稿?

……と言いたいところですが……
明日の印刷、ちゃんとできるのだろうか……
ぐふっ!


ワルツ漫画。
簡略化どころか打ち切り展開……
それすらもすっとばして、既にダイジェスト状態となったこの漫画。
……もはや『漫画』の体裁を保ってる意味がないというか……
これ読むなら「体験版やれや!」という状態になってしまっているのが哀しい。

2006年12月27日

ACT1083 冬コミ間近

どいうわけで、冬コミですねえ。
私は30日出発ですが。
というか、明日明後日で同人誌を完成させますが。
……だいじょうぶだよー、がんばるよー、がんばれるよー。

コンプエース?
置いてあるのが近所の大手本屋で、
基本的に一般向けな本屋なので、
買うのが無茶苦茶恥ずかしいが……買わざるを得まいな。

2006年12月26日

ACT1082 めざせ正道野球

遥かに仰ぎ、麗しの~第5話『めざせ正道野球』


【みやび】
「も…もういやじゃ~っ もうたくさんじゃ~っ
 こんなきちがいじみたバント地獄は~っ!!
 仁礼~っ! こたえてみろ~っ!
 このバント野球の中から何が生まれてくるんじゃ~っ!!
 こんなバント野球からはなにも生まれはせん!
 ただ消えることのない憎しみとうらみだけじゃ~~~っ!!
 みんな考えなおしてくれ~っ
 わしらのめざす夢は……野球道はこんなもんじゃなかったはずだ~~~~っ!!
 こんな無意味な試合に汗をながしたって…
 花は咲きゃせん咲いたところでくさった野球花よ~っ!」


スクッ


【暁】
「小便かい…?」


【司】
「帰るのよ! これ以上みてられっかい
 こんなくさった野球を…
 おれはさらにみがきがかかった凰華野球をみにきた!
 ヒステリックな女同士のケンカをみにきたんじゃねえや!」


【暁】
「ホ~~ッ あんやつもみかけによらん短気もんじゃ~っ!」


【坂水】
「無理もない!
 みがかれたお嬢様野球のおうしゅうをみてこそ
 新しい凰華をめざす理事長の…かてとなりはげみとなろうものを…!
 バントと敬遠の応酬では…理事長でなくとも腹が立つ!」


【美綺】
「ごめん…ごめんなさいよ~~っ チョッと通してもらいもんど~~っ!
 通してね~っ みさきちからのお願いよ~っ」


【栖香】
「……………なんのつもりだおのれは?」


【美綺】
「おなじ野球をやるもんとして…
 こんなつまらん試合をやられたんじゃ…
 せっかくこれだけあつまってくれた
 学院関係者に申しわけがなかとじゃ~っ」


【場内アナウンス】
「な…なんと~~っ
 バッターボックスを中心にこつぜんと
 四角なビリヤードテーブルが急造された~っ
 いったいなんのためか~っ!」


【美綺】
「さあーっ はいったはいった!
 バントのすきなおはんら
 野球なんぞやらんでこん中で気のすむまで玉突付かんか~~っ!
 なんならキューでもCSカードでも用意してやっど~っ!
 そこのトンガリ眼鏡(註:邑那の意) おはんもどうじゃ~っ」


【真名鶴】
「お……おちょくりさらすな~っ」


【美綺】
「せからし~っ!
 玉突付きあってよろこんどるこの助平どもが~~~っ!!
 いっぱしのお嬢様づらすっとじゃなか!
 こげなゆがんだ野球をやって……!
 さあーあがれ! あのテーブルですきなだけ玉を突付かんかい!!」


【司】
「相沢! それぐらいでもうよかろう!!
 もうこの試合にみるべきものはなにもない!
 いくぞ相沢!」


【栖香】
「ま……まて~~いっ!
 そこまでいわれてはひきさがっておれん!!
 みせてやろう新バントを!!
 なげーいちびっ子理事長ーっ」


【みやび】
「な…なにい!? 新バント?」


【栖香】
「いくぜ~っ!」


【暁】
「…………フルスイング!」


【場内アナウンス】
「な…なんだーっ
 フルスイングからミートの前に止まった!
 う…動かない! が……強すぎる!」


【みやび】
「ほ…ホームラン!?」


【群集】
「な…なんだあのバントは
 止まった状態で打ったのにボールが凄い勢いで飛んで行ったぞ」

「バントホームランだ!
 それも初代燃えプロの!!」


【栖香】
「どうでえ!!
 このくろまてバントでもみるべきものはないといいはるかい!!」


【司】
「ないね! いかにすぐれたバントでも
 正統な戦いの中でこそ輝くものだ!
 正道にたちかえれ分校チーム
 それ以外にすくいはない!!」

2006年12月25日

ACT1081 精神カンフル剤

一年ぶりのメリクリたん。
今年は当然のようにぷりちーみやびか……


というわけで、ようやっと逆境を乗り越えた私。
その間の精神カンフル剤として役に立ってくれたのがこの本である。


『アストロ球団』


「こ…このバカ野郎が~~っ
 うだうだ泣きごとをぬかすんじゃねえーっはなしやがれ――っ
 人間生れおちた時から他人の関係よ
 勝負の最中になにが兄弟でえ――っ」
(擬音:うおおおあああああーっ)

「へへへ……金田のとっちゃんよ
 なにをそんなにおどろいてんだよ……
 一点に命をかけるそんな野球バカが…アストロ超人にゃいるってことよ!
 おれの目の黒いうちは勝利はにぎらせねえぜ!!」
(擬音:バァ――ッ)

「球一よ~っおれを犬死にさせるんじゃねえぞ~っ
 勝負に負けて死んだとなにゃ地獄のエンマの野郎に
 わらわれっからな~~っ」

「なに~っ なにが無理なんでえ~っ
 よけいなことぬかすとドタマかちわるぜ~っ」

「やい成田! 勝利気分はまだはえーんだ
 浮き足だってなまくらダマ投げるんじゃねえぜ!」

「………お……
 およばねえ!」

ロッテ戦「血ダルマ球七仁王立ちの巻」~「勝利への絶叫の巻」より、球七語録。


このロッテ戦の延長10回の、異様な追い込まれっぷりがたまらねえ。
血を吐き散らしながら身体で打球を受け止め、
体力はおろか気力まで全て使い果たした状態で一塁を目指す球七。
鎖骨が折れ両肘にヒビが入りながらも打席に立ち、渾身で放った一打さえも及ばず、
瀕死の状態でなおも打席に立ちながらもしぶとくファールでしのぎ続ける球一。
そしてその極限の逆境にカタルシスをもたらすべく、ついに姿を現す第7のアストロ超人・竜。


「ひとはおれのことを…カミソリの竜ってよんでるぜ!!」

「みせてやるぜ 殺人X打法からいかにおれが成長したかを!
 そしてこれがそのあかしよ~~っ!!

 くらえーっ
 コホーテクすい星打法~~~っ!!


熱い、熱すぎる。
逆境ナインがリポDクラスの栄養剤なら、
アストロ球団はユンケル黄帝ゴールド。
ただし、あまりにも激しすぎるために連続使用には堪えられないのが難点ではある。
うおお~~どちくしょう~~っ!!

2006年12月24日

ACT1080 苦境乗り越える

というわけで、作画は9割8分終了。
あとは写植と印刷です。
あと、空きページ埋め。

あー、しんどかった……

2006年12月23日

ACT1079 同人誌サンプル

というわけで、助っ人のkanayago君の助けもあり、中々いい感じです。
とりあえず、写植を適当に張った1ページ目だけアップしてみます。

こんな感じです。

2006年12月22日

ACT1078 ガッツのG

こんな大ピンチに、何故に仕事がクソ忙しいのかー!?
いや、まだだ、まだ終わっちゃいねえ!!
この週末に全てを賭ける!!

そして、敢えて寝る!!
そして根性で起きる!!(註:根性で起きられるくらいなら最初から根性で寝ない)
おやすみなさーい!
くー!

2006年12月21日

ACT1077 勝負の時迫る

土曜日だ……土曜日が勝負だッ!!
ここで完成しなければ……本が……落ちる……ッ!!!

2006年12月20日

ACT1076 そろそろ全ページにペン入れないとヤバイ?

うひー。
テンパリまくりですよ。

……とまあ、こんなどうでもいい近況ばかり垂れ流していては、
せっかく来てくださった方に申し訳が立たないので、
何か役に立つ情報をここに記しておくことにする。


甲賀忍法帖:最後の勝敗
江戸忍法帖:帰去来
飛騨忍法帖:死恋幻法篇
くノ一忍法帖:忍法「夢幻泡影」
忍者月影抄:忍法「鏡地獄」
外道忍法帖:御身の降誕祭
忍法忠臣蔵:無明・有明
八陣忍法帖:地陣篇
柳生忍法帖:雲とへだつ
風来忍法帖:魂買わんか
伊賀忍法帖:果心火描図
忍法八犬伝:空珠
忍法相伝73:忍法110
自来也忍法帖:自来也最後の登場
魔界転生:魚歌水心
魔天忍法帖:邯鄲一炊の夢
忍びの卍:雪の卍
忍法剣士伝:如来闇夜
笑い陰陽師:忍法墨占い
銀河忍法帖:恋の蛍
秘戯書争奪:秘書献上始末
忍法封印いま破る:父旅一人
忍者黒白草紙:天保灰燼
海鳴り忍法帖:市民兵ただ一人
忍者双頭の鷲:隠密の果て
忍法創世記:秘すれば花


各忍法帖の最終章サブタイトルリスト……あまりにも熱すぎる。
多分役に立ちますよ?

2006年12月19日

ACT1075 定例:フキダシで頭を抱える

感性でフキダシを描いていたら、
どうもセリフが収まらないっぽい……
というか、最適なセリフの大きさってどれだけなんでしょうねえ……

というわけで、そろそろ『描くこと』から『作ること』の方へ、
悩みがシフトしてきたみたいです。

2006年12月18日

ACT1074 定例報告

というわけで、これから執筆活動に入るであります。ワーワー

……先週からジャンプで始まった漫画、
読みきりの設定といい、今回の敵キャラのデザインといい、
そこはかとなくとらかぷの影響を受けているような気がするのは私の気のせいでしょうか?

2006年12月17日

ACT1073 執筆活動 佳境へ

というわけで、いよいよ2週間後に迫りました冬コミ。
私の執筆活動も佳境へ入りましたが故に、
例によって例の如く? 日記の書き込みが縮小モードに入るであります。
かにをもっとやりたいけれど……
ここは一つ我慢。
同人誌完成の時までは。

あ、ちなみに当日、私は終了までずっとブースにいると思います、多分。

ACT1072 とりあえず返信です

という具合に、とりあえずコメント返信ですー。
他の人の考えを聞いた方が色々見えるものですねえ……
『感想』の最終形態がどんどん変わって行きそうな予感。

……なにィ! 日付が変わっただとォ!?

という具合に、ここらで力尽きたようです。

前々から、私の中の『悪役論』について語りたいと思っているのですが、
中々どうして時間が……
というか年末(コミケ)に向けて、年内はますます時間がとれなさそうに……

2006年12月15日

ACT1071 われ帰還す

というわけで、帰ってまいりました……
しんどい……

……カレンダー。
とりあえず、保存用と観賞用、2通り買わざるをえまい……

2006年12月14日

ACT1070 諸々の事情

というわけで、明日は仕事の都合により朝が超早いので、
本日はこれにて就寝することにいたすでござる。
多分、明日も色々書く時間が無い……
申し訳ござらぬ。
全ては土日に……

2006年12月13日

ACT1069 なんで時間がないんだろう?(みさきち10話風)

やれやれだぜ……
というわけで、またも感想下書き。


司と言えば、二重人格……
司と言えば、股座から聳え立つ高さ30cmの円柱……
そして、司といえばトラウマ。

ところどころで顔を出すこのトラウマ。
何気にこのトラウマ、ほとんどのシナリオでは根本解決されないままに終わるんだな。
殿子ルートではなんとなく突破、
栖香ルートでは逆境の果てに自覚せぬままに克服、
梓乃ルートでは梓乃の説得で克服、
ぷりちールートではリーダさんの一撃で克服、
邑那については出てきた記憶があまりない……

梓乃やぷりちーについては一見解決したように見えるけど、
それはただ『他人と近づく事を恐れる』という行動が解消されただけなんだな。
ぷりちールートでは特に顕著に出ているけど、
本校ルートではトラウマの克服は『実の両親に対する徹底した否定』で成り立っている。
『親との軋轢』をこういう形で終わらせる物語というのは、わりと珍しいと思うが……

唯一美綺ルートだけで、『実の両親の存在を受け入れて生きる』という形で、
このトラウマが根本解決されているように思える。
本校キャラ分校キャラ総活躍の基地探索混成一個旅団っぷりといい、トラウマの完全克服といい、
実は美綺ルートが本作の真ルート、というような気がしないでもない。

2006年12月12日

ACT1068 あっさり風味な一日

本日もあんまり余裕がない日だったりします。
コメント返信も遅れてしまいそうです。
まことにもって申し訳ありません……
というわけで今日はあっさり風味で。


……未だにどうしてもわからないのは、
渉さんというキャラは一体何者なのか、ということ。
邑那ルートにおいては真の敵役という役回りを演じた彼だけれど、
栖香ルートでは普通にイイ人。
単純に陽道に対する抵抗活動として仁礼家に肩入れしているとは思えないフシもあるが……
彼が本当に単なる利害でしか動かないとするならば、仁礼家には利用価値がある、
ということになるのだが……
栖香ルートでの彼の行動は、仁礼家に恩を売っておいて栖香を篭絡し、
陽道に抵抗できる海外グループへの足がかりとして利用しようとした、
というようにもとれなくもないのだが……
何度も「断っていい」と強調していたのは、
栖香が仁礼家を見捨てられるわけが無い、という確信があったためなのか、それとも……
彼ほどのやり手ならば、見合い話を穏便に片付けることもできそうなものなのだが……
実は栖香のアレな発想っぷりは、渉にじわじわと仕込まれてきた、
というようにもとれなくもないが……

栖香ルートにおける彼の姿が単なる猫かぶりだったのか、
それとも邑那ルートでは明らかにならない彼の『別の面』だったのか……
もうちょっとシナリオを読みこんでみないと、まだなんとも言えませんが。

2006年12月11日

ACT1067 美綺ルートでちまちま思うこと

■美綺ルートの口論についてもの思う
AIZAWAの悪辣っぷりを非難する栖香に対してブチ切れた美綺が、
仁礼のご先祖様が犯した悪辣な手口を槍玉にあげて反撃し、
その過去の悪行の上にふんぞり返ってる連中なんざ知ったこっちゃねーや、
みたいな事を言ってブチ切れる場面。

あの辺りでも、栖香のあほっぷりが遺憾なく発揮されているわけだが……
私個人としてはあの場面、美綺よりも栖香の方に同情的なんだな。
確かに栖香はあほである。
ご先祖さまが如何にして成りあがったかも知らず、ただ盲目的にAIZAWAを責めるその姿には
「オメーらだって人のこと言えねーだろーがよ」と思わざるを得ない。
だが。
だがしかし。
美綺だって、自分の両親が犯している事を、
口で言ってるほどに理解できてるとはとても思えないんだな。

「パパとママにふみにじられた人達はいるよ。
 認めるよ。その人達に責められたら、
 心も痛むし、すまないと思ったりもするよ」

このセリフが、両親がやっている事に対する美綺の認識と、その限界を感じさせる。
犠牲者がいることは認めるけれど、それだけなのだ
犠牲者に責められなければ心は別に痛まないし、
責められたところで「すまない」と思うだけなのだ。
どこかの親父が首吊って女房が手首切ってその子供が野良犬以下の人生を送ったとしても、
それは所詮他人事に過ぎない。
美綺のこのセリフからは、両親に踏み躙られた人間たちに対する「認識」が感じられない。
ただ出来事を「知っている」だけだ。
邑那の「ビジネスとはそういうものではないですか?」というようなセリフにしてもそうだが、
これは完全な『勝者』の言葉である。
『勝者』が何を思ったところで敗者の境遇は何も変わらないし、
何を言ったところで、別に何も変える気は無いのだ。

私個人の見解からするならば、ご先祖さまの悪行を『知りもしない』栖香と、
両親の悪行を『理解できているとは思えない』美綺に、それほどの違いがあるとは思えないんだな。
ただし、栖香には決定的なアドバンテージがある。
それは、『大切なものを奪われる辛さ』というものを身を以って知っている、ということだ。
栖香の仁礼家に対する敬意だとかプライドなんてものは吹けば飛ぶ程度のシロモノだが、
栖香を苛んでいる痛みだけは本物である。
栖香の「五月蠅い五月蠅い五月蠅い五月蠅いっっ」というセリフは
単に口論で負けた人間の逆ギレのそれなのだが、
その根底にあるものは美綺の理屈よりも遥かに強い。
別に美綺が『理解できているとは思えない』ことがマズイとは言わないけれど。
――実際のところ美綺にしてみれば、犠牲者の事は所詮他人事だし、
 美綺の境遇からして、踏み躙られた人間の事を理解できるとは思えない。
 理解しているというのならば、それは偽善である――

分校ルートには出来事や人間の『多面性』というところを強く強調するフシがあるが、
それぞれの『面』の扱われ方がいささか偏っているようなきらいはある。
もっとも、作中で見る事ができるのはあくまでも『司の視点から』だけであるため、
どうしても偏らざるをえない、というところは分かるのだが……


結局のところ。
個人的には、『一般に悪とされる人間の、善の面を描く』というのはあんまり好きくないのですな。
山田風太郎作品に頻繁に見られるような『人間の偽善を鋭く抉る』描写は大好きなんですけど。

『野口英世は、決して修身教科書に書かれているような模範的人物ではなかった』とか、
『質素を旨とする享保の改革を推し進めた吉宗は、
 若い頃は女遊びで相当鳴らした道楽者だった』
だとか、
『人肉食いをやらかす野蛮人に恐れと哀れみを抱きながらも信仰を伝えようとする切支丹が、
 己の信仰を奮い立たせるべくフランシスコ・ザビエルの死肉を食う』
とか。
だから私は、多くの女たちを犯して売り飛ばして生計を立てていた香具師たちが、
たった一人の姫のために奮闘する『風来忍法帖』には納得できないんですな。
以上、美綺ルートに始まり、風来忍法帖論に至る戯言終了。

2006年12月10日

ACT1066 鋭意執筆中

というわけで、相変わらず冬コミの準備に追われる日。
あと3週間……!!
大丈夫なのか、俺ッ!!
血の気が引く音が……

というわけで、かにの繰り返しプレイが微妙に停滞気味。
とりあえず美綺ルートを先っちょから奥の奥までなめるように堪能したいと思うけれど……
なかなかどうして。

2006年12月09日

ACT1065 ひっそりと感想更新

というわけで<栖香ルート観>作成。
感想の完成はまだまだ遠そうです。

……冬コミの準備に追われています……
日曜日ヤ54b。
思いつきで申し込んでみたはいいけれど、中々にテンパっております。
というか、何故お誕生日席!?
コミケ初参加という以前に、イベント参加の実績皆無、
同人誌執筆の実績皆無だぞ、俺!?
そんなにデタラメの一歩向こうの罪ぶけえサークルカットが効いたのか……?

2006年12月08日

ACT1064 定例更新、ラジオのアレ来たる

というわけで本日の更新は、深夜ラジオの特別企画アーンド、冬コミの告知。


■深夜ラジオのアレ
というわけで、ゆのはなとかにのコラボ、その名もゆのかに。
なぜか夏少女もコラボされている……
なんというかまあ、順当な内容?


■冬コミのアレ
昨年冬の『販売物なし』に比べればまだマシだけれど、
今回もかにで相当テンパったために販売物は少なめ。
毎回恒例のドラマCDも後ろにズレこむ。
それはそうと、カレンダーいいな。
おね星とかに以外の4作品は、
いずれも本編とは無関係な季節に配置されているのが興味深い。
春のとらかぷ、秋の夏少女(矛盾した言葉)、初夏のゆのはな、冬のワルツ。
こいつぁ是非購入せねばな……
そして何より、今になってとらかぷやおね星の新規イラストが見られるのが感慨深い。

2006年12月07日

ACT1063 分校ルートについて物思う

多分今日書いてることが、そのうち『感想』に反映される気がするのであった。
というか、いつ完成するんだろう、感想?
書く事が多すぎて中々……
そして、整理しきれない。

セカンドプレイ絶好調進行中なわけだけど、
改めてやってみて思う事は、
「分校ルートは繰り返しプレイ推奨っつーか必須」
という感じ?
やった人なら分かるだろうけど、
分校ルートは仁礼、AIZAWA、陽道を取り巻く大きな流れを、様々な角度からとらえたもの。
ということで、一ルートやっただけじゃあわけわかめな描写が数多く存在する。
で、改めてよくみてみると「なるほど、そういうことか」とうなずく事が多い。

ファーストプレイでは「ちょっと話の都合に振り回されすぎでは……?」
と思った栖香ルートなんかも、二度目だとその意味がよく分かる。
分校ルートでは総じて煮え切らない行動をとる司だが、このルートでは特にそれが顕著。
暴走して逃げ回る栖香を前に、たちまち立ち往生してしまう。
他ルートでは1話分であっという間に解決してしまう桜屋敷問題が、
このシナリオでは何話もひきずりまくってしまうのは、
ただ単に美綺に桜屋敷買収問題を伝えるのが遅れた、ということだけが理由ではない。
その間、司が何もしない、というのがとても大きい。
活躍するのはきかん坊ジョニーばかりで、司は全く活躍しない。
何もしない。ただ現状に流されるのみ。
で、「なんでこいつこんな煮え切らねーんだ」と思ったら、それは例のトラウマによるもの。
栖香ルートでは明示されていないけれど、
状況の変化や進展を恐れる司の言動は、他ルートのそれと変わりない。
美綺ルート同様、「好き」という言葉をクライマックスまで口に出せなかったところが象徴的。
司は抜き差しならない状況に陥って、初めてその状況を打破しようとするのだ。


分校ルートは繰り返してプレイした方が楽しい……
逆に、本校ルートはある意味一発ネタという雰囲気がある。
最初の一回の煌きに全てを賭ける、それはまさしくガラスの剣。
本校ルートについては二度目以降のプレイはストーリーを楽しむのではなく、
単純にキャラ萌えにどっぷり浸かるためのもの、と考えた方が妥当な気がする。

2006年12月06日

ACT1062 気合と根性というかただ単に時間の足りない日

というわけで、そういうことらしいですぜ?

ということで、コメント返信とかメール返送とかは明日明後日あたりにでも……

改めて本校ルートの暁先生をみてみると、やはり空気……
というか、分校ルートみたく司に説教しないんだよなあ。
ほとんど対等の関係というか……

ぷりちールートを改めてやると、司に対するあまりの褒められっぷりにむずがゆくなってしまうので、
とりあえずぷりちーのぷりちーぶりに没頭するが吉と見た。

2006年12月05日

ACT1061 気合と根性と男気の足りない一日

さて……

今日は何かと忙しかったので、
特にネタもなく寝るのであります。
かにはちまちまやって栖香再終了。

……光と影の理論と邑那と渉さんについて。
どんな角度から光を当てても邑那は邑那、という理屈で司は納得したわけだったが……
「光の当て方でものの見え方は変わるけれど本質は変わらない」
って理屈でゴリ押しするには、やっぱしやってる事が黒過ぎるよなァ……

渉さんが一見いい人っぽく見えるド悪党、というのは、
彼が黒い部分を徹底的に隠しているだけで、
その本質はゲロ以下のにおいがプンプンする生まれついての悪、
ということなのだろうか……

と考えると、この「光と影」理論、意外と安っぽいものに思えないでもない……
人間性の多面性を示す理屈ではなく、所詮「見え方が変わるだけ」の理屈とするならば。

2006年12月04日

ACT1060 そろそろ栖香ルート総括を書きたい

という具合です。

私の初プレイが栖香ルートだったわけで、
右も左もわからぬ分校ルートで、ひたすら大勢と性欲に流され続けるだけの司を見てきて、
「うーん、何故ここでこの男はこう言わないのだろう」
などとしばしば疑問に思う事があったのですが――
改めてみると、節々にちゃんとフォローというか説明らしきものといったものが、
それとなく散りばめられている模様。
栖香の両親に対する誤解も、「そんなもん初めで気付けよなー」と思ったけど、
ちゃんと司は様々な場面で突っ込んでいる。
でも、栖香は勝手に暴走して喚きちらしてその内に問題が摩り替えられて、
両親に対する誤解は有耶無耶に。これが栖香ルートの基本パターン。
で、栖香があほなのは徹頭徹尾全シナリオで貫かれている彼女のキャラクター性だから問題なし。
司が肉欲に溺れて将来の事を何も考えようとしなかったのも、
ちゃんと過去のトラウマのせいであることがそれとなく示唆されている。
何気に暁さんが『光と影』理論を物語の進行とは全く無関係にのたまっていたりする。
結局分校系ルートそれぞれが、仁礼、AIZAWA、陽道をとりまく人間模様に対して、
様々な角度から光を当てる物語なんだなあ……といったところか。

2006年12月03日

ACT1059 ラジオを前に膝をつく

今夜、ラジオに朝妻さんがゲスト登場、かにの紹介をするということで、
いきりたって久々にラジオを取り出してみるも……

……うちのポンコツでは任意の周波数にピンポイントで合わせられねえ――!!
というか、ノイズ入りまくりで何がなんだか。
周波数がかなり近い東海ラジオ(1332kHz)はなんとか聞こえるのだが……
頼みの綱のはつかり人間も、予約録音可能なデッキが既に滅びてしまっているため、
少なくとも録音は不可能であるとのこと……

ということで、今回は涙を飲んで断念する事に……
むう……

もぉ、何もかもちくしょーー!!


<ぷち司観>
司は、両親に捨てられても人の為に動けるのではない……
両輪に捨てられたから人の為に動いているのだ。
あの真摯さは―――みんな両親へのあてつけなのだ!!
自分を捨てた両親にあてつけてみせるために、
司は人よりマジに人より多く人の為に動かざるをえないのだ!!

本校司の言動は周りの人を惹きつけてやまないわけだが、
その行動原理が「あてつけ」である以上、単に両手放しで褒められたもんじゃあないんだよなあ。
(周りがその言動を認めているとしても)
ヒロインの自分を求める『心』に真っ向から向き合えないところからすると、
司の善意は彼女等の為のものではなく、自分のものでもなく、
単なる両親への反発意識の産物以上のものではない。
本校系司前半部の完璧超人ぶりは、
後半のヘタレぶりを際立たせるための演出であるような気もする。

2006年12月02日

ACT1058 雑記・邑那ルート観

ああ、そうさ。僕は場違いさ。
おそらく僕がいなければ、このまま舞台の幕は下り、
それなりに全てがうまくいくのだろう。
もしかしたら、
僕なんかいなくてもいいのかもしれない。
僕がいなくたって、
邑那と燕玲は全く同じ計略を立てて、
同じように成功してたかも知れない。
だけど、僕はここにいる。

司の王様に対する「王様は裸だ」という言葉。
はっきり言って邑那ルートにおける司の存在理由はそれしかないわけだが、
しかしそれこそがたった一つの、最も重要な事だった。
司がこの場にいない他のルートでは「それなりにうまくいった」のだろう。
表面上起こったことは変わらなかったのだろう。
だがしかし、邑那、ついでに源八郎を本当の意味で救うためには、
やはりその言葉がなければならなかったのだろう。
それが司の『主人公』としての役割だった。
そう考えると、邑那ルートにおける司の存在の軽さっぷりにも納得行く気がする。
ただ。
やはりどうしても納得いかないのは。

邑那も燕玲も他人を踏みにじって生きている人間である

というところ。
甘っちょろいヒューマニズム。
子供めいた価値観。
しかし私は、どうしてもそれを捨てられない人間なのだ。
そこを割り切って生きられない人間なのだ。
光の当て方によって見え方が変わるにしても、
彼女らにそういう一面があるのは確かな事実。
象という全体は見えなくても、耳や牙や鼻の特徴、それ自体だって真実なのだ。
「ビジネスとはそういうもの」の一言で片付けられないような、
他人に後ろ指指されるような、悪辣な手口でのし上がってきたことは事実なのだ。
自分がツライ思いをしたからといって、生き延びる唯一の手段だったからといって、
有象無象の人間を苦しめる理由にはならない。
私だって、世の中キレイ事だけじゃ通らないだなんて分かってる。
でも、世の中では通らないことが通るからこそ物語とは素晴らしい、
ということもあるハズだと思うのだ。

そして邑那達の言動で一番気に食わないのは、
「踏み躙ったたくさんの人々の境遇には胸を痛めます」
などと邑那がいうところ。本当なのだろうか?
自分が破滅しないために周りの人間が不幸になっても構わない、
という行動をとっているのにそんな事を言うのは単なる言い訳ではないのか。
この世で自分だけが可哀想だとでも思っているのか。
どうせやることが変わらないのだったら、
初めから悪ぶっておけばいいのではないか。

司はこれらの問題を
「僕は、邑那が、好きなんだよ」
の一言であっさりとクリアしてるけど、
どうやら私は司ほど邑那の事が好きじゃないらしい。
それだけじゃあとても納得いかなかった。
そこで「主人公」「私」との間に距離が出来てしまっている。
邑那ルートは一つの物語としては上出来の上出来なんだけれど、
少なくとも個人的には、物語に『感情移入』はできなかったなあ、
というのが正直な感想。

私にとって彼女等の行動は、
「ここ二年近く、わたしは、あんたやジェームズ卿みたいな人間のために、
 五十万から百万もの幼い子供たちが、飢えて死んでいくのを見てきた。
 根本的には、あんたのような人間が、邪悪な腐敗しきった独裁制を操って、
 より大きな利益を懐にするために、やったことなんだ。
 しかもすべては、法と秩序の名において、
 合法性と制度上の規定を根拠にして、行われたんだ」

――『戦争の犬たち』より引用――と何一つ違うようには思えなかった。
例え理由が違うにしろ、そんな個人的事情など知ったこっちゃない他人にとっては、
自分たちの被った結果だけが真実なのだから。


ところで、渉さんがPULLTOP史上初の
「救いようのないド悪党キャラ」として描かれているのは、
燕玲との対比のためなのだろうか。
『出会い』がなかったがために堕ちた人間を描くため。
そうでなければ、渉さんの落とし所は「ただ勘違いしてたいい人」
で終わらせときゃ済む問題なので。

2006年12月01日

ACT1057 発売後初更新……ザ・新ムービー

栖香について改めて思う。
この思い込みの激しさ、人の話の聞かなさっぷりは、完全に狙ったものだと。
栖香は誰に対しても、どんな出来事でも……
勝手に思い込みまくって、勝手に結論付けて、勝手に決め付ける。
なので、初プレイ時は栖香の両親について、「その程度気づけよ!!」と思ったけれど、
ここまで人の話聞かないんだから、あそこまですれ違ってもしょうがないのかなあ、と。
むしろ栖香の思い込みの数々は、栖香が両親の事を誤解している、という伏線?


というわけで、公式更新。
ムービーver.2ことネタバレしまくりムービー。
……むう?
発売前に出すには危険すぎる……
いつ作ったんでしょう、これ?

というわけで、ラジオの話。
……愛知ならなんとか電波届くだろうか?
しかし、平日深夜というスケジュールがツラ過ぎるぜ……
かつて『同級生恋愛専科』を聞いていた時も辛かったなァ……
基本的に私は深夜まで起きていられない男なので、
深夜ラジオ聞くのが超ニガテなのです。

……PULLTOP愛で押し切るか?

そして、更新されるスタッフ紹介。
ワルツ発売から半年にして椎原さんの紹介がようやっと更新。
いつまでワルツ準備してたのかと。